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横浜市戸塚区の横浜メンタルクリニック戸塚

GID診療

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GID診療の方針、治療について
(関東ジェンダー医療協議会に所属し、円滑な治療を推進しています)

 当院では原則として日本精神神経学会による診断と治療のガイドラインに沿ったGID診療を実施しています。
ホルモン療法や性別適合手術など、身体的治療への移行については、原則として関東ジェンダー医療協議会における判定会議を経ての治療開始となります。

 

治療について

 当院ではデポ剤の注射によるホルモン治療を実施しています。1回の注射容量や実施頻度の設定については、治療効果と血液検査等による副作用発現の有無を確認しながら調整して行います。また、遠方にお住まいの方につきましては、地域の医療機関での継続実施をお勧めしており、ご希望の方には適宜紹介状をお書きしております。

※ホルモン剤の入荷困難に伴い、ホルモン注射希望での転院や初診、再初診のご予約はお断りさせていただいております。誠に申し訳ございません。

ホルモン療法の価格
よくあるご質問(GID)
GIDに関する説明

 

通院中の患者様でネビドをご利用の患者様へ

世界的な物価上昇に伴い、ネビドの仕入れ価格も上昇しております。これ迄当院では何とか患者様への負担を少なくしたいと努力してまいりましたが、現行の価格を維持することが出来なくなりました。

令和5年1月1日より、価格改定をさせていただくことになりました。
詳しくは受付までお問い合わせください。

ホルモン療法の価格

【MTF】

価格(税込)

ペラニンデポー筋注※ 5mg

2,000

プロギノンデポー筋注 10mg

2,000

プロギノンデポー筋注 20mg

2,500

 

【FTM】

価格(税込)

エナルモンデポー筋注 125mg

1,500

エナルモンデポー筋注 250mg

3,000

※在庫がなくなり次第、プロギノンデポーに変更となります。

ホルモン剤の入荷が困難な状態が続いております。
現在、ホルモン注射希望での、転院や初診(再初診)のご予約はお受けできません。

よくあるご質問(GID)

Q1 診療に健康保険は使えますか?
A1 医師による診察、血液検査、染色体検査は健康保険の適応となりますが、ホルモン注射、診断書の発行、心理士によるカウンセリングについては自費負担となります。料金については上記をご参照ください。

Q2 診断書の発行までにどれくらい通院する必要がありますか?
A2 治療開始を目的とした診断書の発行には平均して6か月程度かかります。この診断書を作成するためには、診療ガイドラインに従って、染色体検査と産婦人科もしくは泌尿器科による診察を行う必要から時間がかかります。また、自身の身体的性を変更するという引き返すことのできない決断を安易に行わないためにも慎重に診療を進めるべきと考えます。詳細は診察にて医師へお問い合わせください。

Q3 ホルモン治療をしてもらえますか?
A3 ホルモン治療をご希望の方に、注射によるホルモン治療を行っています。薬剤内服による治療と比べて肝臓への負担も低く安全性が高い治療法です。当院では治療導入期の注射を主に実施しており、性別変更後のホルモン治療の継続については、できる限り近隣医療機関での実施を推奨しております。ご希望の方には紹介状をお書きします。

Q4 外科治療はどこで実施したらよいのでしょうか?
A4 国内外での実施が可能です。海外では主にタイの病院へ行かれる方が多いようです。国内では、美容クリニック、市中病院、大学病院など、いくつかの選択肢があります。各施設について一長一短あることから、当院では患者さんのご要望に沿った医療機関での外科治療の実施を提案しておりますが、特定の医療機関やアシスト業者との提携や誘導は一切行っておりません。最終的な選択判断はご自身でお決め下さい。

Q5 他院に通院している途中での転院も可能ですか?
A5 基本的に転院による診療の継続が可能です。ただし、中学生以下の方、他院にて治療中の合併した精神障害の病状からGID診療に支障をきたすと判断された場合、パラフィリアなど当院での診療継続が困難な場合などについて転院をお断りする場合もございますのでご了承ください。また、転院に際しましては、紹介状の他に、これまでに行ってきた検査結果や自分史などの参考となる診療記録をお持ち下さい。

GIDに関する説明

GIDと鑑別すべき疾患

先天性副腎過形成などの生物学的・先天的に性の発達が未分化な疾患がある場合、性別違和感が生じる場合があります。また統合失調症の幻聴や妄想により、自分が別な性別であると思う場合もあります。異性装は、異なる性別用の衣類を着ることを好むものですが、自分が反対の性であるという感覚を持つわけではなく、異性の衣類を着ることで興奮を求めるものです。

ジェンダー、セックス、トランスセクシャル、ゲイなどの用語について
セックスとジェンダー:

性別について意味を明確にする場合は、セックスとジェンダーを使い分けます。セックスとは生物学的な性差のことで、生まれもった身体やホルモン分泌量などの違いによる性別の違いを指します。ジェンダーとは社会的・文化的な性差のことで、生まれもった性別とは異なり、生活する社会や文化の中で規定される、服装、身のこなし、職業選択やものの考え方に表れる性別の違いです。

性指向:

どの性別を恋愛対象とするかということ。レズビアンの人は性指向が女性、ゲイの人は性指向が男性となります。バイセクシャルの人は性指向が男女両方となります。

トランスセクシャル(トランスジェンダー):

生物学的な性と、自分の性別に対する認識とが異なる人のこと。性同一性障害との違いは、上記の認識の違いから自分の性別を変えたいと思うかどうかという点です。性同一性障害の他、異性装や、自分の性別に違和感があるが、反対の性別になりたいと思うこともないという人も含まれます。

ジェンダークリニックと当院の違い

ジェンダークリニックとは、性同一性障害・性別違和を診療するクリニックのことで、ホルモン治療や性別適合手術などを専門的に実施することができます。当院はGID診療として性同一性障害・性別違和の診療も行っていますが、診療科はあくまで心療内科・精神科になります。原則として日本精神神経学会による診断と治療のガイドラインに沿った診療を行い、ホルモン治療を実施しています。性別適合手術などをご希望される場合は適宜紹介状をお書きしております。

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